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Surgical Adhesive AMED 橋渡し事業 採択

湿潤下でも強く、骨を再生させる
「接着する」医療用接着剤

Biological Surgical Adhesive for Bone and Dental Applications

従来のフィブリン糊は湿潤環境に弱く、PMMA 骨セメントは真の意味で「接着」しない — これが整形外科・歯科領域の長年のアンメットニーズです。 Novelglue は湿潤下でも接着強度を維持し、かつ骨再生を阻害しない、 新しい発想の「接着する」医療材料を提案します。

Why Novelglue?

課題と解決策

現行技術の課題

  • フィブリン糊の弱さ — ヒト血漿由来のため感染症リスク管理が必要。接着強度も 2〜5 kPa と低く、湿潤環境で弱い。
  • PMMA 骨セメントは「充填材」 — 骨を機械的に固定するだけで化学的な接着は示さない。重合時の発熱(70℃超)で周辺骨組織の熱壊死リスクが指摘されている。
  • シアノアクリレート系の細胞毒性 — 強い接着力の一方で、重合熱と分解産物の細胞毒性が懸念されている。
  • 骨接着剤の不在 — 粉砕骨折・関節軟骨修復のための真の「骨接着剤」が存在せず、臨床現場のアンメットニーズとなっている。

Novelglue による解決

  • 湿潤下 63 kPa の接着力 — 生理的食塩水中でフィブリン糊の 10 倍以上の湿潤下接着強度を達成。
  • 血液製剤フリー・非動物由来 — 感染症リスクと患者同意書取得の課題を解消。
  • 骨再生を促進 — β-TCP 練和で骨パテ化が可能。ラット大腿骨試験において 3 週で欠損部に骨形成開始、5 週で皮質骨再生を確認。
  • EGF 活性による組織再生 — FP2 ドメインの EGF 様活性が組織再生促進効果をもたらすと期待される。
Technical Features

技術データ

以下のデータは研究開発段階のものです。

63 kPa

湿潤下引張接着力

フィブリン糊 (2〜5 kPa) の 10倍以上

0.2 MPa

乾燥表面接着力

皮膚等の乾燥表面への接着

5週

ラット骨再生

大腿骨1.5mm欠損の皮質骨再生

Low

急性毒性

LD50推定 1.41 g/Kg (OECD 129)

指標
湿潤下引張接着力 63 kPa
乾燥表面接着力 0.2 MPa
ラット骨再生 5 週で皮質骨形成
LD50 (推定) 1.41 ± 0.146 g/Kg
IC50 1.08 ± 0.30 mg/mL

※ 骨再生データは京都大学医学部との共同研究 (AMED 橋渡し事業) による。

Use Cases

想定用途

01

人工骨パテ (β-TCP 練和型)

粉砕骨折・骨欠損部の充填と接着を同時に達成。β-TCP との複合で骨再生を促進する。

02

半月板・関節軟骨の修復

湿潤環境で組織片同士を接着。大学医学部との共同研究で非臨床試験を実施中 (AMED 橋渡し事業)。

03

歯科領域の接着修復

湿潤下でのボンディング剤代替として。歯科用接着剤市場への展開を想定する。

04

外科用シーラント

縫合糸代替の組織接合・止血材として。同意書不要で現場導入が容易。

Market & Positioning

市場性とポジショニング

外科用シーラント・接着剤

約 54 億 USD

2030 年予測

骨接着剤

約 20 億 USD

2034 年予測

歯科接着剤

約 59 億 USD

2033 年予測

差別化ポジショニング

高安全性 ↑
接着性能 →
フィブリン糊
PMMA
シアノアクリレート
Novelglue

Novelglue は 「高安全性 × 高接着性能」 のクワドラントに位置する。

Development Status

開発ステータス

現在、研究開発段階です。臨床応用・製品化の時期は未定です。

2025-26

AMED 橋渡し事業 採択

シーズ H (京都大学医学部分担) / シーズ A (大学医学部代表) として、骨・軟骨領域の非臨床試験を実施中。

完了

基礎安全性データ取得

ISO10993-5 (細胞毒性)、ISO10993-3 (遺伝毒性エームス/小核)、ISO10993-4 (溶血)、LPS 除去工程・エンドトキシン試験、スクラッチアッセイ。

進行中

動物試験データの蓄積

ラット大腿骨モデルでの骨再生評価 (3週で骨形成開始、5週で皮質骨再生)。

計画中

GLP/GMP グレードでの再試験

PMDA ガイダンスに沿った ISO10993-10 (感作性・刺激性)、ISO10993-6 (埋植)、長期毒性/発がん性試験の検討。

※ 「PMDA 承認」「治験」「臨床試験」等の段階には至っておりません。本ページの情報はすべて研究開発段階のものです。

Scientific Basis

科学的根拠

References

  1. Kawakami Y., et al. Development of the FP121 series: Hybrid proteins mimicking marine adhesive proteins with cell adhesion and proliferation activity. Materials & Design, 2025. ScienceDirect →
  2. Farrar D.F. Bone adhesives for trauma surgery: A review of challenges and developments. International Journal of Adhesion and Adhesives, 2012, 33, 89–97. DOI →
  3. Bojedla S.S.R., Rajasekar B. Biodegradable and Biocompatible Adhesives for the Effective Stabilisation, Repair and Regeneration of Bone. Bioengineering, 2022.
  4. Spotnitz W.D. Fibrin Sealant: The Only Approved Hemostat, Sealant, and Adhesive. ISRN Surgery, 2014, 203943. DOI →
  5. Kang E.Y., et al. Poly(methyl methacrylate) in Orthopedics: Strategies, Challenges, and Prospects in Bone Tissue Engineering. Polymers, 2024, 16(3), 367. DOI →
  6. Szoradi G.T., et al. Polymethyl Methacrylate Bone Cement Polymerization Induced Thermal Necrosis at the Cement–Bone Interface. Applied Sciences, 2024, 14(24), 11651. DOI →
  7. Choi J., et al. Sticky organisms create underwater biological adhesives driven by interactions between EGF- and GlcNAc-containing polysaccharides. Nature Communications, 2025, 16(1). DOI →

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